Okta認定資格の難易度と勉強時間、効率的な勉強方法を徹底解説!【2025年最新版】

セキュリティエンジニア Okta 初・中級者向け 人気急上昇

投稿日:2025-04-24
更新日:2025-04-24

近年、ID管理や認証基盤として人気の高まるOkta。その専門性を証明できるOkta認定資格を取得することで、自身のスキルアップやキャリア形成に大きく役立ちます。本記事では、Okta認定資格の概要とそれぞれの資格に合った効果的な勉強方法を紹介します。

Okta認定資格とは?難易度と勉強時間

Okta資格は、Oktaの製品やサービスに関する知識と技術力を証明するための資格です。資格は主に以下の3つに分類され、それぞれが異なる難易度と専門性を持っています。

Okta Certified Professional Hands-On Configuration Exam for OIE
:Oktaの基礎的な構成や設定を中心に問われる資格。初級資格として位置付けられていますが、後述の試験の構成上Oktaに触れたことのない人が適切な対策なしに合格することは難しい試験となっています。シカクマ投稿者の平均勉強時間は約30時間、平均2週間程度でした。
Okta Certified Administrator Hands-On Configuration Exam
:Oktaを運用・管理するための知識を問う資格で、中級者向けです。Professional試験と比べ、より実務的な知識を問う傾向となります。すでにある程度Oktaの経験を積んだ人が受験する傾向が強いためか、シカクマ投稿者の平均勉強時間は約10時間、平均1週間程度でした。
Okta Certified Consultant Hands-On Configuration Exam
:Oktaの構成提案・構築作業を行うためのより深い知識が問われる、上級者向け資格です。他の2つの試験が日本語で受験可能であるのに対し、こちらの資格は英語で受験する必要がある点に注意が必要です。

試験構成について

Okta認定資格試験はすべて二部構成です。

Part 内容 形式 目安時間
Part I 知識試験 DOMC(Discrete Option Multiple‑Choice) 45〜60分程度
Part II 実践試験 Oktaテナントを操作するハンズオン課題 90〜120分程度

Part I(知識試験): DOMC形式(Discrete Option Multiple Choice)の選択問題。Oktaの製品、機能、設定方法に関する理論的な知識が問われます。
Part II(実践試験): 実際のOkta環境を使用したハンズオン課題。設定や構成能力、問題解決能力が試されます。

Part I ― DOMC形式とは?

DOMC(Discrete Option Multiple‑Choice)は、選択肢が1つずつ順番に表示され、「正しいかどうか」を都度判断していく独特の方式です。

  1. 選択肢が1つ表示される
  2. 正しい/ 誤り を選択
  3. 次の選択肢が現れる……を繰り返し

問題としては1つの問いを多角的に問うような出題がなされます。途中で戻ることはできないため、慎重に回答するのが鉄則です。以下のように問いごとにテーマがあり、それに基づく内容の正誤を繰り返し回答してきます。

例)
1-1 パスワードは知識情報に基づく認証要素である。○/×
1-2 プッシュ通知は生体情報に基づく認証要素である。○/×

初見では戸惑いやすい形式なので、公式の無料サンプル問題(模擬試験)で必ず体験しておきましょう。
Okta Professional模擬試験(OIE)
Okta Administrator Hands-On Configuration模擬試験

Part II — 実践試験(ハンズオン)とは?

専用の Okta テナントを操作し、指示通りの設定変更・トラブルシューティングを時間内に完了できるかを評価します。
主なタスク例

  1. ユーザー/グループ/アプリ統合の追加・削除
  2. 認証ポリシーやMFA設定の変更
  3. SSO・SCIM プロビジョニング設定の修正と検証
  • 採点は自動スクリプトが結果のみ判定する方式です。試験終了後、即座に結果が判定され、スコアが表示されます。
  • 制限時間は 90〜120 分ですが、課題は連動していることが多く、初手を誤ると後続タスクも失点する点に注意してください。
    例)1問目に作成したユーザーを2問目で作成したグループに所属させる など
  • 本番前に「ゼロからテナント構築 → 機能検証 → リセット」を繰り返し、手順書なしで構築を再現できる状態まで鍛えておくと合格率が大幅にアップします。

配点と合格判定のポイント

見かけ上は Part I : Part II = 1 : 1 のように記載されていますが、実際の合格可否は Part II の出来が大きくものを言います。シカクマでも「Part II がハイパスなら Part I がギリギリでも合格できた」という報告もあり、実務スキルを測る実践課題が重視されていることが分かります。 したがって すべてのレベルで Part II の対策に重点を置くこと が、最も効率的に合格率を高めるコツです。

効率的な勉強方法のポイント

以下のステップは資格レベルを問わず共通です。

  1. まずは受験体験記をチェック
  2. Part I DOMC形式に慣れる
    • 公式Practice ExamでDOMCの“リズム”に慣れる。
    • 用語のひっかけに注意しながら、回答するイメージを掴む。
  3. 出題範囲のドキュメントをチェック
    • Oktaの試験ガイドを参照して、どのような試験範囲なのか、把握しましょう。
    • 範囲をさらっと一読するイメージで概略を掴み、Part Iの対策としましょう。
  4. ハンズオン環境でPart II徹底演習
    • Oktaの無料トライアルテナント等を活用し、シラバスに載っている設定項目をゼロから構築する。
    • 試験範囲となっている設定項目を"手順を見ずに設定できる”状態まで練習する。
  5. 模擬試験で仕上げ(必要に応じて)
    • Premier Practice Exam(有料)でスコア70%以上を目安に仕上げ

レベル別の追加アドバイス

Okta Certified Professional

  • 公式チュートリアル → Hands‑On → Practice Exam の順で基礎固め。
  • テナント作成・ユーザー/アプリ統合・基本ポリシー設定が確実に再現できるかを確認。

Okta Certified Administrator

  • 実務の運用ログやトラブル事例をメモし、ハンズオン課題で同様のシナリオを再現。
  • テナント管理・IDライフサイクル・SSO/プロビジョニングの自動化フローが頻出。

Okta Certified Consultant

  • マルチテナントや複数IdP連携など、コンサルティングシナリオを自分で設計し再現演習。
  • ケーススタディ資料を読み込み、顧客要件→設定方針→構成実装までを通しで練習。

まとめ

Okta認定資格は DOMC方式のPart Iを“慣れ”で突破し、Part IIを取りこぼしなく解き切る ことが合格への最短ルートです。シカクマに投稿してくれた受験者の中にはここには載っていない、具体的な出題内容とその勉強方法について記載した内容もあるので、確認して効率的に準備しましょう。

資格取得に向けて、ぜひ一歩を踏み出しましょう!

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