【2025年最新版】AIエンジニアを目指す人必見!厳選AI資格一覧
投稿日:2025-05-09
更新日:2025-05-09
はじめに
近年、AI技術の進展により、AIエンジニアの需要が急速に高まっています。
「どうすればAIエンジニアになれる?」「どの資格を取ればキャリアアップに繋がる?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
本記事では、AIエンジニアを目指す方に向けて、レベル別におすすめのAI資格を紹介し、資格取得のステップや専門性・レベルに応じたカオスマップを提供します。
AI資格の全体像と選び方
「AI資格」といっても様々な種類があります。現状、20以上の資格が存在し、発行団体やレベルもバラバラです。
以下の表で、ざっくりとしたAI資格の立ち位置を確認しましょう。
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資格種別 | 特徴 | おすすめ対象者 |
---|---|---|
ベンダー系資格 | AWSやMicrosoftなどのクラウドサービス企業が提供する資格。一般的に、資格を提供しているサービスに関する内容が問われることが多い。 | クラウドを活用したAIサービスの設計・構築を目指す人。特定の製品に関する知識を深めたい人。 |
民間資格 | 特定の分野やスキルに特化した資格。ベンダー資格に比べ、汎用的な知識が問われる傾向にある。 | AIの基礎から応用まで幅広く学びたい人。 |
国家資格 | 国が認定する資格で、広く一般的なスキルを証明。民間資格よりもさらに一般化した内容が問われる傾向にある。 | IT全般の知識を体系的に学びたい人。 |
初級レベル:AIの基礎を学ぶ
AI分野の基礎知識を身につけたい方におすすめの初級資格は以下の通りです。
資格名 | 認定主体 | 特徴 |
---|---|---|
G検定(ジェネラリスト検定) | 日本ディープラーニング協会 | AIの基礎知識とビジネス活用力を証明する試験。ディープラーニング、機械学習の基本的概念の理解を問う。 |
AI実装検定 B級 | AI実装検定実行委員会 | AIの基本概念理解を証明する資格。G検定より平易。 |
Microsoft Azure AI Fundamentals | Microsoft | AzureにおけるAIの基礎知識を評価する試験。 |
AWS Certified AI Practitioner | AWS | AWSにおけるAIの基礎知識を評価する試験。 |
選ぶ上でのポイント
民間資格であるAI実装検定 B級およびG検定は、非エンジニア・エンジニア問わず、まずAIの基本を学びたい、という人におすすめな資格です。G検定の方がAI実装検定 B級よりもやや難しい傾向にある資格ですが、一般的な知名度はG検定に軍配があるので取得の容易さと会社などからの評価どちらを重視するかによって受験する資格を選ぶことをお勧めします。
一方で、Microsoft Azure AI FundamentalsおよびAWS Certified AI Practitionerに関してはベンダー資格に該当し、パブリッククラウドであるAzureやAWSのサービスに関する内容が問われる傾向にあるため、エンジニアにお勧めの資格です。
中級レベル:実践的なスキルを習得
AIの実装や応用に関するスキルを身につけたい方におすすめの中級資格は以下の通りです。
資格名 | 認定主体 | 特徴 |
---|---|---|
AI実装検定 A級 | AI実装検定実行委員会 | AIの実装力を証明する資格。数学やプログラミングの基本的知識が問われる。 |
AI-102 Azure AI エンジニア アソシエイト | Microsoft | Azure上でのAIソリューションの設計と実装能力を評価する試験。 |
AWS Certified Machine Learning | AWS | AWS上での機械学習ソリューションの設計と実装能力を評価する試験。 |
選ぶ上でのポイント
初級レベルと基本的な考え方は変わりません。AI実装検定 A級は民間資格のため、製品に依らない汎用的な知識が問われます。イメージとしてはITパスポート試験や基本情報技術者試験のAI版と捉えると良いでしょう。
上級レベル:高度な専門知識と実装力を証明
AI分野での高度な専門知識と実装力を証明したい方におすすめの上級資格は以下の通りです。
資格名 | 認定主体 | 特徴 |
---|---|---|
E資格 | 日本ディープラーニング協会 | ディープラーニングの理論と実装能力を評価する試験。JDLA認定プログラムの受講が必要。 |
AI実装検定 S級 | AI実装検定実行委員会 | AIの高度な実装力を証明する資格。画像処理をメインとした実践的な力が問われるのが特徴。 |
Google Cloud Certified ML Engineer | Google Cloud上での機械学習モデルの設計と実装能力を評価する試験。 |
選ぶ上でのポイント
上級資格は、AIエンジニアとしてのキャリアを大きく広げる武器になります。民間資格の比較をすると、難易度としてはAI実装検定 S級>E資格となりますが、求められるスキルの方向性が異なるため、一概にどちらが優れているとは言えません。E資格は理論の深さと幅広い知識が問われるのに対し、AI実装検定 S級では現場での実装力・応用力が問われます。そのため、研究開発寄りのキャリアを志向する方にはE資格が、開発現場で即戦力として活躍したい方にはAI実装検定 S級が、それぞれ有効なアピール材料となるでしょう。
対してGoogle Cloud Certified Professional ML Engineerはクラウド運用や本番環境でのMLOpsを重視する方にはも選択肢として有力です。GCP上でのデータパイプライン設計、モデル学習からデプロイ・モニタリングまでの運用能力が求められ、プロダクション環境で機械学習を活用する即戦力としての証明になります。
まとめ
AIエンジニアを目指す方にとって、適切な資格を取得することは、スキルの証明やキャリアアップに繋がります。
本記事で紹介した資格を参考に、自身の目標やスキルレベルに応じた資格取得を検討してみてください。
次のステップ: 各資格の公式サイトで詳細を確認し、学習計画を立てましょう!
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